2020.05.15
こんにちは! ステイホーム期間にギターを始めた内藤です! ここ最近どうしても運動不足になりがちなので、毎日2回程散歩に行っております。 今回はパンの話から美容師の近代史に無理やり話をねじ込みます!笑
先日、朝から所沢散歩をしていると、途中に高級生食パンの【乃がみ】を発見しました。 しかも普通に並ばずに買えました。
割とスタンダードになっている、この高級食パン。 高級食パンで国境を越える面白エピソードが一つあります。 あれは2年前にパリに旅行に行った時でした…
【Paris de kiyose パリで清瀬】
フランスにも多くの日本人観光客は来ていると思いますが、広いパリ市内では殆ど日本人と会うことはなかったのです。
しかし、パリ名物の【鉄の刺繍・エッフェル塔】 そこのエレベーターには多くの搭乗客を乗せることが出来ます。そこでエレベーター待ちをしていると、目の前の観光客が「清瀬にある食パン屋さん知ってる?」と話しているんです!! 僕「・・・え??」
【パリで清瀬の話題】 そうです、清瀬にある高級食パン 【考えた人すごいわ】の話をしてるのです!!
場所はフランスです… エッフェル塔で僕の住んでる沿線の駅のパン屋さんの話をしてるのです!なんかもう、パンの聖地みたいなものじゃないですか、フランスといえば。
そこでまさかの清瀬のパン屋の話をしてるのですから、もう世界の狭さにビックリです。 と、フランスの話から美容師の話へと繋げようとしたら、前置きが長くなりすぎました。
【美容師の近代史】
ここでいきなり美容師の歴史ですが、前回日本で初めての髪結の藤原采女亮政之(鎌倉時代)のお話にふれました。
ちなみに今現在の美容師が当たり前の様に、 ブロッキングを取り 板状のパネルを引き出して ハサミで切る。至極普通な美容師のカットスタイルです。
しかし、このカットを発明したと言われているのがイギリス出身の美容師 【ヴィダルサスーン】 美容室の名前や、アイロン、シャンプーなどで一度は耳にした事のある響きではないでしょうか? 実は1人の美容師の名前だったんです。
【ヘアスタイルを芸術の域に】
たらればの話ですが、このヴィダルサスーンがいなければ、我々美容師は未だにレザー(カミソリ)でカットをしているのではないだろうか。と言う説すらあるぐらい、美容師の歴史を変えた人物なんです。
当時、芸術の域には達していなかった美容師を新しいアートにしたかった。と言う一言に美容に対する執念すら感じます。
今見ても、サスーンカットを見ると芸術と思えるほど美しいです。 それまで感覚的だったカットに、カットテクニックのマニュアルが作られたり レザーでざっくりカット、ゴリゴリのブローをしてスプレーで固めていたものから
正確なカットにより、洗いざらしのまま外出できる【ウォッシュ&ゴー】は、当時の女性の煩しらを解消したのではないかと推測できます。
ココシャネルが女性の窮屈な服やスカートから解放したかのように、ヘアスタイルに新たな可能性を切り開いたのはヴィダルサスーンなのではないでしょうか?
と、パンの話しから無理矢理、偉大な美容師さんのお話に繋げていきましたが… 僕も1人の美容師として、未来を変えられるような美容師に成長できるように、精進していきたいと思う一日でした。