2020.05.07
こんにちは!内藤です! このご時世、あまりどこも行く事も出来ず、旅行なんて以ての外。旅行が趣味なので、また旅行に行ける日が待ち遠しくも感じます。
私、内藤、年に一度は必ず訪れる所があるんです。 それが、京都にある「御髪神社」という社。 僕が京都好きと知ったいたお客様から10年程前に教えて頂いてから、毎年欠かさず参拝しに行っております。
なんと此処は、日本で唯一の髪にご利益がある神社なんです! 津々浦々、沢山の神社があれど、髪のご利益に特化した社が京都にしかないのも驚きです!
元々、髪の毛は人間の最も高いところにあるパーツなので、敬いましょうみたいな説明が神社に書いてありました。(詳しすぎる説明は割愛) 歴史は割と新しく、1961年に創建されたそうです。 日本で初めての美容師(髪結師)と言われている 藤原采女亮政之(うねめのすけまさゆき) を祀っていて、まさに美容師のメッカとしては申し分ありません。日本も髪結の歴史は長く、髪を大事にする文化を感じます。
御守りも美容師向けに特化していて 【匠】と名付けられた、この御守りは僕のシザーケースにも付けていて、常に御髪神社パワーを授かりながら仕事に励んでおります!!御守りとしては強気な2000円近くする所にビジネス臭を感じつつも、そこの神主さんのおば様は個人的に大好きなので、あらゆるものに課金させて頂いております!笑 元々、つげ櫛のミニチュアの御守りだったのですが、今はプラスチック製になってしまいましたが、これまた可愛い御守りも美容師心をくすぐります!
そして境内の絵馬に目を向けると… 「髪がふさふさになりますように…」 「〜〜君の髪がこれ以上後退しませんように…」 など、普通の神社では考えられない願いを込められた絵馬が多く掛けられているんです…! (ちなみに、寺社仏閣好きの私が1番ビジネスと絵馬に度肝を抜かれたのは東京の神田明神。 ラブライブの絵馬が売られていた時は驚愕でした!さすがは商売繁盛で有名な神社です!!) 話が逸れましたが… そうです、ここの御髪神社、髪の毛フサフサのご利益もあるとされているんです! こ、これは僕も思わずフサフサのお願いをしたくなるところですが、まだ神頼みになるには早過ぎるので、まだまだ個人的な努力をして、もう無理だ…となったときに、こちらで願いを込めたいと思います!
ここまでは、割とスタンダードな神社スタイルですが、ここでしか出来ない儀式があるんです! それが… 「献髪」!! 自分自身の髪を数本切って、髪塚と呼ばれる塚の中に納めると言う、かなり儀式感の強いお参りスタイル!! ちなみに、この献髪で使うハサミが昔は神々しい装飾の施されたシザーだったんです。 美容師では知らない人が居ないブランド「ナルトシザー」製。 それにゴッドモデルにカスタマイズされているんですから、忘れようもないシザーでした。 何度目かの参拝の時に、そのハサミが普通の文房具バサミみたいなのにグレードダウンされていたんです。 神主さんに聞くと悲しそうに「盗まれてしまった」とのこと。そんな罰当たりなことあるんだなと思いますよね。
悲しい話はここまでとして、実際に私も献髪してみました!
鬱蒼とした林の中にあり、苔だらけの髪塚は本当に神様がそこにいるのでは?と思うほど神聖な佇まい。実際に自分の髪を切り、専用の紙に包んで、神主さんが塚に奉納。 そして神様にお祈り。
(はぁ。なんて奥ゆかしい。日本の美しさだなぁ。)と想いを馳せながら、お祈り、と思いきや… 神主さん、急に唱え始めます! 「どうか、この方が美容師として大成しますように、どうか、この方が独立して成功しますように…どうか……」 (えええええ!!めっちゃ代弁しますやん!!僕のお願い代弁して下さってるんですか?いやいや、とっても嬉しいんですが、あの、あの、全っっ然集中できないんですけど!!) と心の中で焦り過ぎて、ちゃんとお祈りできなかったのですが、そんな神主さんが大好きなので、また今年も参拝できるかな?なんて思います。
京都では超有名観光名所の嵐山から、竹林を歩いて、途中【縁結び】で有名な野々宮神社でゴールしてしまう人が多いのですが、そこを更に通過して、松本伊代さんがやらかしてしまった線路を抜け、日本で一番小さな美術館を越えると、ひとっこ1人いない、美しい京都の山々に囲まれた開放的なロケーションに出られます。そこから更に歩いて5分程の所に、此処、御髪神社があります。散歩がてらに行くのにオススメな神社です^_^ 是非京都にお立ち寄りの際にオススメしたいスポットです! そんな旅行が自由にできる日が1日も早く回復しくれる事をお祈りします。