2020.04.22
こんにちは!
内藤です!ステイホームを少しでも充実させるには、やはり映画を観ることが1番フィットするなと感じます(^_^)
映画の中で時代性に合わせたヘアファッション、衣装を見ていると
80年代なら80年代とすぐに脳内で紐付けられるキャッチーなアイコンとなります。
美容師目線で髪型に注目してみると、ストーリーではなく、このヘアスタイルおしゃれだから観てみよう、と変わった角度から入る事もあります。
特に先日もブログに書いた「パルプフィクション」
パッケージだけで惹かれるインパクト。
登場人物のミアのボブは完全に無駄な装飾のない見事な前下がりボブ。
と言ったように
往年の映画で、今でも語り継がれるヘアスタイルは
、そのキャラクターの設定にカッチリハマり、スタンダードなスタイルが多く感じます。
そこで本日は内藤視点で送る
往年の名作映画ヘアスタイル特集をお送りしたいと思います!
まずは歴代の映画のヘアスタイルで検索をすると必ず出てくるのは
映画【ゴースト】のデミムーアさん演じるモリーのショートヘア!
今のハンサムショートにもハマる、完全無欠のショートヘアの完成形と言ってもいいのでは!?
とも、思える程。耳が出るほどスッキリと切り込まれたショートヘアですが、長め、重ための前髪によりメンズっぽくならずにマニッシュなイメージにしっかりとまとまった見事なショートだと思います。
おそらく劇中で陶芸をするシーンからも邪魔にならないショートをチョイスしたのかな、と思いました。
フロント、サイドからのアングルはパーフェクト!
ただ、劇中のモリーの襟足に着目すると…
真ん中に▽に寄ってしまうクセが。
それも結構長めに残されているので、もう少し短く、甘めに刈り上げていたりしたら、非の打ち所がないように感じました!と美容師でなかったら気にもしなかった部分が。笑
続きまして
【パルプフィクション】ミア・ウォレス
こちらも完全無欠の前下がりボブ。
パッツンの前髪
ワンレングスにキッチリ切り揃えられた前下がりのライン
極め付けは漆黒のヘアカラー。
モードに振り切ったそのスタイルは、まさにカッコよさや、クールそのもの。
ミアの役柄はマフィアのボスの妻役。
まさに!と言うそのヘアスタイル。
過去にブームとなったキャリアウーマンネタでブレイクしたブルゾンちえみさんを彷彿とさせてしまう部分もありますが…
「出来る女性、強い女性」のイメージなんでしょう!
ミアウォレスがベッドに横たわりながらタバコを持つパッケージは最高にクールです!
すでに役名がスタイル名に!
【レオン】マチルダ
若かりしナタリーポートマン演じるマチルダ。
絶世の美女が繰り出すタイトなボブ。
通称マチルダボブ。
このあどけない印象と、自立していくたくましさ。
何でしょう。幼くも見えたり、色っぽくも見えてしまう、このミニボブの破壊力。
ミアウォレスとは数センチのレングスの違いではありますが、リップラインに設定された短めの平行ボブ。
前下がりではなく、平行。
顎下ではなく、リップライン。
薄めで隙間感のある前髪。
この小さいようで、大きな印象の差が生まれるので「どの様に自分を魅せたいか」の操作にいかにヘアスタイルが重要になってくるかが解ります。
ちなみにマチルダの首につけたチョーカーは、首回りを更に華奢に見せて、どこか大人っぽさを感じさせるアイテムだなぁと個人的に思っています。
その後成長したナタリーポートマンはスターウォーズのクイーンアミダラ役で白塗りかつ、とんでもヘアスタイルで登場するのですが、そんなスタイルもハマってしまいますし
<スターウォーズ エピソード1より>
さらに「V フォーヴェンデッタ」では
劇中に身体(頭)張ってリアル坊主にバリカンで刈ってしまうシーンがあります。(泣きながら刈られるので、ややショッキング)
バズカット(坊主)まで似合わせてしまう恐ろしいポテンシャルを持った女優さんだと思いました。
でもやっぱりマチルダボブが1番可愛いですよね(^^)役柄も含めて!
90’再来の今だからこそもう一度観たい
【クルーレス】シェール
ブロンドカラーにロングのレングス。
作中はストレートに下ろしている事が多いですが、シーン毎にコロコロ衣装が変わり、
今見てもオシャレに感じるファッションに合わせて、パーティや体育の授業などでは纏めていたり
センターパートに分け目を変えたりなど、ロングならではのヘアファッションをまざまざと見せ付けてくれる作品です。
さて、番外編ではございますが。
去年から話題になっている
「ジョンコナーカット」
もちろんこれは映画【ターミネーター2】に出てくるジョンコナー君の髪型なんですが。
今見てもイケてますよね。
エドワードファーロングが反則級にカッコいいのは置いておいても、明らかにクール。
片方に重たさを持ってきて、ライトサイドはテクノカットよろしくなスッキリ感。
このアンバランス加減が実に絶妙で、エドワードファーロングの美しさと交わって、今も尚、古さを感じる事のないスタイルに仕上がっているように思えます。
どれも90年代の映画と、今から20年以上の時が過ぎていますが、ヘアスタイルは少しブラッシュアップするだけで、今の時代にもしっかりとマッチしますね! 語り継がれるヘアファッションはベーシックに忠実で、流行に左右されることの少ないスタイルですが、いつ見てもオシャレ!と思えるような、そんなヘアスタイルを提供していける美容師になりたくなる1日でした( ^ω^ )